team-traits

チームを「一人格」として特定する

~全員の加算から導き出す組織の性質~

組織とは「個人の集合」ではない

多くのマネジメント手法は、個人をパーツとして扱い、その組み合わせで組織を語ろうとします。しかし、実力者が集まっても機能しないチームがあれば、平凡なメンバーでも圧倒的な成果を出すチームもあります。 この差を生むのは、個人の能力の合計値だけではなく、その集団が形成する「チーム人格(性質)」と考えています。

独自の数理アルゴリズムによる「人格の統合」

永峰式マヤロジックシステムでは、チームに所属するメンバー全員の生年月日データを関係性のロジックで統合します。 一人ひとりの個性(性質)が複雑に混ざり合い、化学反応を起こした結果、そのチームが全体としてどのような「意志」と「性質」を持つに至るのか。それを一つの独立した「人格」として特定します。

組織の「意志」を可視化する

チーム人格を特定することで、その組織が本来持っている「向かいたい方向性」が明確になります。

  • 何を「優先」するチームなのか 「新しいことを始める力(創始)」が強いのか、それとも「仕組みを整える力(洗練)」に長けているのか。組織が持つ根本的なエネルギーの方向性を特定します。
  • 主観を排除した「自己認識」 リーダーの理想やメンバーの自己申告ではなく、数理モデルから導き出された「客観的な事実」としてチームの特性を共有します。これにより、「なぜ私たちのチームはこうなのか」という問いに対し、全員が納得できる共通の答えが得られます。

リーダーは「個人」ではなく「構造」と対峙する

チーム人格が特定されると、リーダーの悩みは劇的に軽減されます。

個人への責任転嫁からの脱却

これまで個人の性格ややる気のせいにしていた問題が、「チーム人格の特性上、起こるべくして起きている構造的課題」であることが分かります。 メンバーを責めるのではなく、特定された「人格(性質)」に合わせて戦略を微調整する。この視点の切り替えが、リーダーを感情的な疲弊から解放し、知的な采配へと導きます。

個人の資質を、組織の「エネルギー」として統合する。 人の個性を性格的な問題として捉えるのではなく、組織を動かす動的なリソースとして再定義する。個人とチームの性質がどのように相互作用し、一つの生命体となるのか。そのメカニズムの全容は[チーム・ダイナミクス]をご覧ください。